私は、古代文字作家として、古代文字の作品制作のかたわら、環境学の研究者として、エコロジー(Ecology)やロハス(LOHAS)、サステイナビリティ(Sustainability)に関する仕事をしています。
よく、みなさんから、どうして古代文字をやっているのにエコロジーやロハス、サステイナビリティなど地球環境のことを勉強しているの? と、たずねられます。一見、古代文字と地球環境保全は、異なる分野のことのようですから、当然の質問かもしれません。
ですが、私にとって、古代文字とロハス(LOHAS)の原点は同じ。古代文字のスピリットと、ロハス(LOHAS)のスピリットは同じだと思うのです。ロハス(LOHAS)とは、 Lifestyles of Health and Sustainability の略語。世界中でさまざまな人々や団体がロハスな生き方を提唱しています。表現の違いこそありますが、それらは概ね同じものをこころざしていて、日本の環境省の協力の公式評議団体“ロハスクラブ”によれば“ロハス(LOHAS)とは、地球環境保護と健康な生活を最優先し、人類と地球が共栄共存できる持続可能なライフスタイルと、それを望む人たちの総称”です。
古代文字が今に伝えるメッセージは、そんなPeaceで Happyなライフスタイルのためにさまざまなヒントを与えつつ、わたしたちに内在する豊さに気づかせてくれるのです。古代文字からうかがい知ることができる古代人たちは、日々自然と共にあって、自然の恵みに感謝しつつ、暮らしていました。古代文字が今に伝えるすばらしさやその力は、現世代のわたしたちや将来の世代の人々が、いつまでも自然と共存共栄し、人々との絆を育みながら、世界中みんな仲良く元気に暮らす…そんなSustainable なPeace & Happinessのために、さまざまな示唆を与えてくれていると感じています。
近年、地球温暖化現象がクローズアップされるようになってきましたが、この地球温暖化問題についての世界的な啓発活動が評価されたアル・ゴア米副大統領とIPCC(気候変動に関する政府間パネル)は2007年ノーベル平和賞を受賞しました。2008年はいよいよ京都議定書の第一約束期間がスタート。日本の約束は、1990年比で温室効果ガス排出量6%の削減です。 環境省ではこれを実現するための国民的プロジェクト「チーム・マイナス6%みんなで止めよう温暖化」を展開しています。その一環として「クール・ビズ」「ウォーム・ビズ」といったオフィスでの温暖化防止対策を呼びかけています。その家庭版が「うちエコ!」です。「うちエコ!」特設サイトでは、“はじめよう「衣・食・住」の簡単「うちエコ!」ライフ!”として、家(うち)の中からできる温暖化対策を推進していますが、「衣」「食」「住」は健康で元気な暮らしの基本!!温暖化対策だけでなく、人と地球のあらゆる面でわたしたち基本となるものです。
このコーナーでは、「衣」「食」「住」にまつわる古代文字や、古代人たちの自然観や人生観が垣間見られる古代文字を紹介しつつ、私たちの身近な暮らしをエコ&ロハス(LOHAS)してみたいと思います。